そのときの等身大の自分を綴る場です。
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いいものとは何ぞや

僭越ながら自分が春先に編集長として作った冊子「潮騒喫茶」が学生フリーペーパーコンテストStudent Freepaper Forum2011で上位5団体にまさかの入選でした。
http://sff-web.com/nominate.html


SFFは一年生のときに見に行って当時の自分にとっては憧れの舞台。でも、今回入選を知ったときは喜びよりも戸惑いや葛藤の方がずっと大きかった。何でこんなに葛藤しているのか自分でもよくわからなかった。

元々自分のアウトプットに対して自信を持てなかったからなのかもしれない。今回のコンテストも後任のリーダーが出場を決めたとき、勝ち残るのはかなり厳しいだろうなって思った。

正直敵わないと思うフリーペーパーがいくつも思い浮かんだのもあるし、自分の制作物に対して自信を持てていなかったことも大きい。

冊子が出来上がって最初は達成感に浸っていたけど、すぐに反省や後悔が次々と出てきた。「自分の成果物に対してこだわりと責任を持て」って先輩に指摘されたばっかりだったのに、どこかで妥協していた。もっとできたんじゃないかなって気持ちがすごくあった。結局は自分が作ったものに対して自信を持てなかったことが葛藤した原因としては大きかったのかもしれない。

今の自分にとっては冊子製作は過去の終わったことだけど、思い出として美化できるフェーズにはまだ入ってないなんだなぁと今回実感した。


振り返ってみるとあの状況でよくやり切れたな、とは思う。
3.11で日本中が動揺している中でメンバーが皆帰省したり連絡がとれなくなっても、副編集長と2人だけで毎晩スカイプ会議を続けてとにかく作った。結果としてギリギリで期限に間に合って完成させることはできた。あのときの環境と気が滅入りそうな精神状態でよくやりきったよなって思う。

ただあのときの自分の行動が正しかったのか今でも疑問に思う。震災のことを考えればあのとき自分は東京でフリーペーパーなんか作ってる場合じゃなかったんじゃないのか。もっとやらなきゃいけないことがったんじゃないのかって思えてならない。帰省して安全な場所に行くこと、ボランティアに駆けつけること、家族に会いに行くこと、メンバーがとった行動の方が人としてずっと大事なことだと思う。

リーダーとしての責任。そう言えば聞こえはいい。でも、結局いつもしんどいときの原動力になるのは負け犬呼ばわりされたくないっていうくだらない虚栄心や人間関係のコンプレックスからくる承認欲求のようなもの。最初に掲げた綺麗なビジョンよりも追い込まれたときに自分を突き動かすのはそういうくだらない気持ちが大きいような気もする。

何より完成させることだけ考えて動き続けた結果として自分の能力不足と環境的な要因でチームを空中分解に近い状態にさせてしまった。

やり切った自分は褒めてあげたいけど、そもそもあのときにやることが正しかったのか疑問が残るし、自分のやり方には問題だらけだったことを考えると複雑な気持ちになる。それに人数が減ったこともあって冊子を通してやるべきだったこともあまりできなかった。

SFFの審査員の人達から自分が作ったものが評価されたことはすごく嬉しい。でも結局自分は冊子を通して何も成し遂げることができなかった。

作り手が認めてほしい人に認められなくても、別の人に認められればそれって価値があるっていえるんだろうか。わからない。いいものって何だろう。

いいものって自分がいいと思うもの?自分がいいと思ってなくても他人から認められるもの?それとも両方揃って言えるもの?絶対的な良さってあるんだろうか。物事は常に立体的に捉えない限り本質は見えてこない。だから一面的に見てどうこう論じてもあまり意味はないんだろうけど、これを機に良さって何かを考え続けていきたいな。


と、ここまで振り返りながらつらつらと書いてきたものの、もう既に活動を引退した身としては今回の入選がきっかけで後輩達の活動の認知やメンバー募集の役に立てたならそれはすごく嬉しい。

作った側としての複雑な気持ちと後輩に頑張ってほしい気持ちと両方が混じったような気持ちを抱きながら27日の決勝プレゼンは応援に行ってきます。

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